2025年2月2日 伝道62周年記念礼拝式 メッセージ

メッセージ

『人生の意味の探求』

The Pursuit of Meaning of Life 

―4.骨折り労苦も空しい―                      

Toil is Meaningless

 川井信雄牧師

伝道者の書2:18~23(新改訳旧1140ページ、口語訳旧922ページ)

プログラム

礼拝式ライブ配信

 

巻頭言

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『骨折り労苦も空しい』
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伝道者は骨折り労苦に人生の意味を見出そうした(伝道者の書2:18-23)。しかし、死後、どんな労苦も跡を継ぐ人に残さなければならない。しかも、その人が知恵ある者か愚かな者かを分からない。その人はこれまで何の労苦もしていないかもしれない。それでも、その人が全ての労苦を支配する。更に、労苦には必ず思い煩いも伴う。昼には肉体的・精神的な悲痛や苛立ちを、夜には心に悩みをもたらす。そのため、伝道者は労苦も空しいと結論づけた。伝道者は「労苦は長続きする報いをもたらすべきだ」という非現実的な期待を持っていたようだ。しかし、この世では原因と結果がいつも白黒はっきりしているわけではない。この世の報いはいつか必ず朽ち果てる。必ずしも富が貧しさにまさるわけでもない。聖書は永遠の報いのために働くように勧める(ヨハネ6:27)そして、主イエスを信じることが、永遠の報いを得るために、人がまずなすべきこと(同29節)。骨折り労苦は神の恵みだが、それに人生の意味を見出すことはできない。主に仕えよう。どのような労苦があっても、天に宝を積むことになる(マタイ6:20)。(川井信雄)




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