メッセージ
『人生の意味の探求』 The Pursuit of Meaning of Life
―1.人生は空しい―
Everything is Meaningless
川井信雄牧師
伝道の書1:1~11(新改訳旧1138ページ、口語訳旧921ページ)
プログラム
礼拝式ライブ配信
巻頭言
========================== 『人生は空しい』 ========================== 私たちは皆、人生を一度きりしか与えられていない。人生に意味はあるのか?ソロモン王は当時、富と知恵において地上のどの王よりもまさっていた(1列王記10:23)。彼は世界を観察して人生の意味を探究した。旧約聖書にある「伝道者の書」の序には(1:1-11)、彼の結論が2つの表現で要約されている。①「すべては空である」(2)。「空」とは「空しい、意味がない」を意味する。すべてが空しいことが強調されている。②「何の益になるだろうか」(3)。「益」は「残される」を意味し、人生の様々な活動や出来事を通して何も残らないことが強調されている。序には、人生が空しい理由として、世界は変わり続けているように見えるが、実は変わることはないことも挙げられている(4-11)。「伝道者の書」は、結局のところ、神を恐れ、神の御言葉に従い、神の裁きを覚えて今を生きるように結ばれている(12:13)。この時点で伝道者が得ていなかったものがある。それは希望。新約はその希望がイエスにあって神にあることを教えている(ローマ15:13)。新しい一年もイエスにあって神に希望をもって歩んでいこう。(川井信雄)