2024年12月29日 主の日礼拝式 メッセージ

メッセージ

『クリスマスブルー』 Christmas Blue

―5.クリスマスシーズンの悲しみ―

Sadness during Christmas Season

    川井信雄牧師

ルカの福音書2:36~38(新改訳112ページ、口語訳86ページ)

プログラム

礼拝式ライブ配信

 

巻頭言

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「クリスマスシーズンの悲しみ」
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イエスの誕生から40日間のきよめの期間が過ぎた後、ヨセフとマリアはイエスを連れてベツレヘムからエルサレムに行った(ルカ2:36-38)。神殿には84歳の女預言者アンナもいた。彼女は7年間の結婚生活後に夫に先立たれ、神を熱心に信じ、全ての民と共に救い主を待ち望んでいた。何十年経っても夫の死はアンナに悲しみを残しただろう。しかし、彼女の悲しみについて聖書は記していないのは、それに勝る、大きな希望が幼子にあったから。ヨセフとマリアとイエスが神殿にいた時、アンナも宮にいたのは神の導きだった。彼女はイエスに近寄り、神に感謝し、イエスが「エルサレムの贖い」であると人々に語った。「贖い」は「買い戻す」を意味する。イスラエルの民は自分たちをローマ帝国の束縛から解放してくれる王を期待していた。しかし、イエスは全ての人々を罪の束縛から解放する僕だった(エペソ1:7)。クリスマスシーズンだからこそ、悲しみを感じているかもしれない。クリスマスは季節を感じる時よりも、神を近くに感じる時。神は救い主を送ってくれた。私たちもイエスに近寄り、イエスにある救いの希望に満たされて歩もう。(川井信雄)



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