メッセージ
『神の国のたとえ』Parables of the Kingdom
―3.宝と真珠と網― The Treasure, the Pearl, and the Net
川井信雄牧師
マタイの福音書13:44~50 (新改訳27ページ、口語訳21ページ)
プログラム
礼拝式動画
巻頭言
========================== 「宝と真珠と網」 ========================== 主イエスは2つの要点を示す3つの譬を用いて神の国の奥義を教えた(マタイ13:44-50)。 ①宝と真珠:人が畑に隠された宝を見つけた時、宝を隠したまま喜んで持ち物すべてを売り払った金でその畑を丸ごと買う。商人も店でとても高価な真珠を一つ見つけた時、喜んで持ち物すべてを売り払った金でそれを買う。宝や真珠がとても価値があるように、神の国はこの世の全ての物を合わせても比べものにならない程に価値がある。喜びと決心をもって神の国を第一に求めるなら、将来は勿論、今ここで神の国の祝福を楽しむことができる。 ②網:イエスは「人間をとる漁師にしてあげよう」と弟子たちを招いた(4:19)。福音宣教は福音を受け入れて救いに与る人を生じる一方で、福音を拒否する人も生じる。そのため、漁師が良い魚と悪い魚を分けるように、神が定めた時には、神が御使いによってご自身の民の中から悪をより分ける。その日まで、この世には神の国と悪の両方が混在する。 私たちも神の国を第一に求めよう。この世のどのようなものも神の国には変えられない。世界中に神の国が広がるように、祈り、捧げ、福音に生きよう(川井信雄)