2024年11月17日 「召天者記念礼拝式」 メッセージ

メッセージ

『自分の日を数える』Counting Our Days

川井信雄牧師

詩篇90:1~17 (新改訳旧1029ページ、口語訳旧829ページ)

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巻頭言

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「自分の日を数える」
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詩篇90で詩人は神が永遠であると賛美する一方、人の一生ははかなく、神の怒りの下にあると訴えた(1-12)。この詩篇は人の死や苦難が罪がこの世に入ってきたことによるという聖書の教えを前提としている(創世記2-3章)。しかも民は70年間続くバビロン捕囚で神の怒りが長いと感じていた。詩人は「自分の日を数える」ことを教えて下さいと神に願った。この表現は「寿命を知る」ではなく、「定められている特定の期間を待つ」を示す。つまり、詩人は自分の余命を知る知恵を与えて下さいと願ったのではない。それは人に人生のはかなさを知らせ、悲観的にさせるだけだろう。むしろ、定められている神の怒りの終わりの日を待つことができるようにと願った。それは人に神の憐みを求めさせ(13)、希望を得させる。究極的に神はイエスにあって憐れみを表した(1ペテロ1:3)。召天者記念礼拝を迎え、召天者を寂しく想うと共に、自らの一生のはかなさも思うのではないか?自分の日を数え、神の憐みを求めたい。神はイエスにあって私たちを恵みで満ち足らせ、私たちの上に慈愛と栄光を表して下さる(14-17)。(川井信雄)



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