2024年11月3日 主の日礼拝式 メッセージ

メッセージ

『神の国のたとえ』

Parables of the Kingdom

―1.種を蒔く人―

The Sower

川井信雄牧師

マタイの福音書13:1~23(新改訳25ページ、口語訳20ページ)

プログラム

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巻頭言

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「種を蒔く人」
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聖書では「神の国」は物理的な場所や空間ではなく「神の支配」を表わす。イエスの宣教によって神の国は過去既に到来し、将来終末において完全に経験でき(黙示録12:10)、現在その祝福を先取りできる(エペソ1:14)。イエスは神の国の奥義を譬で教えた(マタイ13:1-23)。「種を蒔く人」の譬では、「種」はイエスの福音、種が蒔かれた場所は人の心の状態を表す。神は武力や外交ではなく、福音を人々の心に蒔くことによって神の国を広げる。しかし、イエスの福音が人の信仰の応答を保障するわけではない。人の心の状態がイエスの福音に対する応答を定める。今日この世のあらゆる領域の人々がそれぞれの「国」を広げようと思惑を持ち、策略を練り、権力を求める。しかし、私たちは目に見えるものではなく、目に見えないものに目を向ける。真に神が主とされ、人々が福音に生きる「国」では、憎しみではなく愛、争いではなく平和、悲しみではなく喜び、死ではなく永遠の命がある。今日も神は福音を蒔く。私たちの心はどのような状態か?「耳のある者は聞くがよい」とのイエスの招きに応え、日々福音を心に受け入れたい。(川井信雄)



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