メッセージ
『ヤコブとの祝福の旅』Journey of Blessing with Jacob
―1.祝福を追い求めて― Pursuing a Blessing
川井信雄牧師
聖書:創世記27:1~17(新改訳旧45ページ、口語訳旧34ページ)
プログラム
礼拝式動画
巻頭言
================= 「祝福を追い求めて」 ================= ヤコブの家族は機能不全に陥っていた。父イサクは兄エサウ、母リベカは弟ヤコブをそれぞれえこひいきしていた。そのためか、エサウとヤコブの間にも対立があった(創世記27)。イサクは自分の死が近づいていると思い、エサウを祝福しようした。しかしリベカはイサクを欺いてエサウの祝福を横取りするようヤコブに命じた。その結果、ヤコブは祝福を受けたが、自分が価値とする多くのものを失った。驚くべきことは、ヤコブの欺きをも通して、神はヤコブの人生で目的としていたことを達成した。それはヤコブを通して祖父アブラハムに約束した祝福をもたらすこと。ヤコブの欺きが正当化されるわけではないが、神がご自身の目的を達成するために、罪深い人の弱さをも通して生きて働くことを知る。なぜヤコブは祝福を受けたが、全てを失ったか?ヤコブが神の時を待たなかったから(詩篇37:7)。私たちも祝福を追い求める。神の時と方法を待たないで、自分の時と方法で行う時、自分の願いを叶えられるかもしれないが、そのプロセスで自分に価値あるものを失うかもしれない。主を待つ人は、それは困難だが、最終的には失望することがない。(川井信雄)