メッセージ
『私自身の証言』My Own Testimony
―3.私の杯― My Cup
川井信雄牧師
聖書:詩篇16:5~6(新改訳旧945ページ、口語訳旧758ページ)
プログラム
礼拝式メッセージ動画
巻頭言
======================== 『私の杯』 ======================== 詩篇16篇の詩人は祭司であったと考えられ、「主は私への割り当て分、また杯」と証した(5a)。「割り当て分」は民の間で割り当てられた土地だが、レビ族は割り当てられてはなく、他の部族の捧げものの十分の一と主ご自身が彼らの割り当て分とされていた(民数記18:20-21)。ここでの「杯」は主の祝福を象徴する。当時の古代世界では、土地のない階層に生まれた人は主の祝福から遠ざけられていると考えられていたのだが、ここで詩人は「実にすばらしい、私へのゆずりの地です」と感謝の証をした(6)。なぜか?主ご自身が祝福だから!詩人にとって主はすべてだった!驚くべきことは、杯である神はイエスにあってこの世に来てくれた。イエスは十字架で死なれ、三日目に甦った。なぜか?私たちの杯となるため!だからこそイエスにある主の祝福を味わう者は証する。「主が私に良くしてくださったすべてに対し、私は主に何と応えたらよいのでしょう。私は救いの杯を掲げ、主の御名を呼び求めます。」(詩篇116:12-13)。救いの杯を掲げ、「主が私のすべて!」 と主に生きよう(1コリント) 10:16,21)。 (川井信雄)