メッセージ
メッセージ 『イエスの復活の証言』
The Testimonies to Jesus’ Resurrection
- 空の墓 The Empty Tomb
川井信雄牧師
聖書:マルコの福音書16:1~8(新改訳104ページ、口語訳81ページ)
プログラム
礼拝式メッセージ動画
巻頭言
======================== 『空の墓』 ======================== 主イエスの墓が空だったと証言するマルコの福音書(16:1-8)の情報源は、イエス死後、とても早い時期のものと分かる。①大祭司が名前なしで称号だけで記されているのは(14:60)、この情報源が、大祭司カヤパ即位の時代(西暦18-37年)、主の死後、数年のものであることを示す。②空の墓が発見された日、「週の初めの日」はアラム語の表現方法と考えられることは(16:2)、この情報源が12弟子たちの時代まで遡る可能性があることを示す。③空の墓の記録は簡潔であり、長い期間を経て「盛られる」傾向がある伝説であるとは考えられない。イースター早朝、主の墓が空であると知った3人の女性たちは恐れて逃げ去った。この恐れは神への畏敬の念。主が神のご性質を表された時、弟子たちは常に畏れの内に主を礼拝した。歴史を通して主の甦りを否定する説(盗難説、気絶説、違う墓説)がある中、8節「恐ろしかったからである」という終わり方は、「主は甦られた!あなたは主についてどうする?主を礼拝しなさい」と訴えているのではないか。今朝、私たちも問われている。「主は甦られた!あなたは主についてどうする?」 (川井信雄)