メッセージ
メッセージ 『喜びいっぱい』
Joyfulness
―7.友情―
Friendship
川井信雄牧師
聖書:ピリピ人への手紙4:10~20(新改訳399ページ、口語訳312ページ)
プログラム
礼拝式のライブ配信(11:00~)
巻頭言
======================== 『友情』 ======================== ピリピの教会では不和があったようだ。そのため、パウロはピリピ人への手紙の最後の最後で二つのことを勧めた(ピリピ4:8-9)。①当時の文化でもすべて良いとされていることを心に留めなさい。②私の教えを実践しなさい。つまパウロはピリピの教会に対する喜びと感謝をピリピ人への手紙の最後に記した(4:10-13)。パウロが喜びとしていたのは、教会が送ってくれた贈物ではなく、それに表されていた友情だった。それは「福音におけるパートナーシップ」を意味した。古代ギリシャ・ローマ文化ではパートナーシップは「与える・受ける」の関係で表された。教会はパウロに贈物を送った。パウロは教会に何を送ったか?パウロは、将来、教会が神から受ける霊的な贈物を祈った。それは当時の文化の友情とは異なる、新たな友情を表した。更には、教会がパウロだけではなく、主とのパートナーシップ関係にいることを表した。なぜなら、教会のパウロへの贈物は、神への芳ばしい香りのする捧げものであり、神はそれを喜んで受けとり、その代わりに、教会に霊的な祝福だけでなく、日々の必要を与えてくれるから。今年度も皆様との福音にある友情を主に感謝している。私たちは互いとの友情だけではなく、主との友情に与っている(ヨハネ15:15)。福音におけるパートナーシップのうちに主が共に歩んでくれたことを感謝しよう。次年度も共に主に捧げていこう。(川井信雄)