メッセージ
メッセージ 『喜びいっぱい』
Joyfulness
―1.状況ではなく恵み―
Not Situation but Grace
川井信雄牧師
聖書:ピリピ人への手紙1:12~14;18b~20(新改訳394ページ、口語訳308ページ)
プログラム
礼拝式メッセージ動画
巻頭言
======================== 『状況ではなく恵み』 ======================== パウロはローマでの獄中の状況でも、2つの恵みによって喜びいっぱいだった。①現在の恵み(ピリピ1:12-14)。パウロの状況を通して福音が2方向に広がった。1)獄中の内側では親衛隊と人々にパウロの信仰が明らかになった。2)獄中の外側ではローマの信仰者たちが大胆に福音を語るようになった。パウロにとって主の恵みの福音(7)が広がることは大きな喜びだった。②将来の恵み(18b-20)。パウロは自分の裁判で死刑になっても、解放されても、自分の救いが完成され、主があがめられると確信していた。また今回は解放されて教会の人々に再び出会うようになり、それは主にあって教会の益と喜びとなる結果、主があがめられるとも確信していた(24-26)。パウロにとって主の恵みの救い/解放が主の栄光と教会の益をもたらすことは大きな喜びだった。私たちも「人生の収監」に遭うことがある。もし私たちが喜びを状況に基づかせるなら、喜びは状況によって左右される。喜びを主の恵みに基づかせよう。主の恵みは現在も十分に与えられ(2コリント12:9)、将来も報酬として約束されている(3:12-14)。 (川井信雄)